徹底した比較検証プロセスを経て、特定教科にとどまらないICT活用を推進
株式会社コードタクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:後藤 正樹)の授業支援クラウド「スクールタクト」は、埼玉県和光市の全市立小中学校(計12校、児童生徒数約6,000人※令和8年時点)に採用され、トライアル導入を経て、2026年4月より各校での本格活用が始まりました。
埼玉県内自治体で多くの導入・活用支援の実績を持つ当社にとって、和光市での採用は、県内における「学びのプラットフォーム」としての役割を一層強固にする象徴的な事例です。今後も、和光市をはじめ、埼玉県全域の地域特性に即した質の高い教育の環境づくりに尽力していきます。
選定の背景:「使いやすい操作性」と「教育データ利活用」を最優先
和光市では、児童生徒の学習の充実を図るための環境整備を推進する中、ネットワーク環境とシステムとの相性により生じる動作遅延や、心理的ハードルを上げる操作の煩雑さが、教育活動全体のICT活用を阻む大きな壁となっていました。わずかな待機時間や操作の迷いが授業の進行を妨げ、結果として教員のICTスキルや教科特性による活用格差を広げ、ICT活用そのものを停滞させてしまう懸念がありました。
このような環境を打破すべく、同市教育委員会では、「現場での使いやすさ」を授業支援システムの選定における最優先事項に掲げました。合わせて、日常的なICT活用を通じて蓄積される子供たちの学びの軌跡を、一歩先の指導につなげる「教育データ利活用」の視点も重視し、選定を進めました。
選定・導入プロセス:選定期間は約10カ月。異なる3者の視点から徹底検証
現場が「明日から使いたい」と思える納得感のあるシステム選定に向け、各校の現場教員で構成される「ICT教育推進委員会」を中心に、約10カ月におよぶ選定プロセスを実施しました。複数システムの比較検討にあたっては、各社によるデモンストレーションに加え、同委員会での実機試用(デモ利用)などを重ね、以下の3者の視点からプロダクトを評価。その結果、スクールタクトが採用されました。
また、2025年夏からは、全校でのトライアル導入も実施。教育現場の実態に即したより多角的な観点でプロダクトの検証を行うことで、操作感や活用イメージを十分に得た上でのスムーズな本格導入につなげました。
<選定にあたる評価の視点>
- 教育委員会
- 全市規模での運用管理の効率性、および統制のしやすさ
- 教育データ活用による「学びの可視化」など、中長期の教育施策に合致する将来性 など
- 教員(ICT教育推進委員会)
- 授業進行を妨げない直感的な操作性や動作の軽快さ
- 授業実践における不可欠な諸機能の充足、および教科問わず活用できる汎用性 など
- 情報教育推進アドバイザー
- 専門知見に基づくシステム全体の安定性
- 現場の教育的ニーズに基づく機能の整合性および適合性 など
採用の決め手:現場の納得感と教育委員会のビジョンの融合
スクールタクトの採用にあたって、主に以下の点が評価されました。
- 授業を止めない「軽快さとスピード感」
既存のネットワーク環境でもストレスなく動作し、課題の作成から配布までわずか3クリックで完結。授業の進行を妨げず、教員の心理的ハードルを下げる設計
- 迷いを最小限に抑える「直感的な操作性」
シンプルでわかりやすいユーザーインターフェースにより、学齢や教員のICTスキルを問わず、誰もがスムーズに活用できる操作感
- 学びによる変化を捉える「可視化の仕組み」
成果を蓄積する「ポートフォリオ」や、振り返りのAI分析、学級の関係性を可視化する「交流マップ」など、教科を限定せずに活用でき、一人ひとりの成長をデータで捉える機能群の充実
和光市教育委員会 学校教育課 平山 計氏のコメント
教員が納得できる「使いやすさ」が、これからの教育の土台となる
授業支援システムは、現場で活用されてはじめてその価値が宿ります。だからこそ、先生方が「これなら使える」と心から納得できるものを届けるべく、丁寧に選定を重ねました。
私も実際に操作し、その軽快さには驚きました。また、トライアルでの導入段階で、かつてICT活用ハードルが高いとされていた低学年でも迷いなく使いこなす姿や、中学校でポートフォリオを使い学びの記録を蓄積する動きなどもすでに見られています。本格活用前から、学習の基盤となる資質・能力を育むツールとして確かな変化と手応えを感じています。
また、ICTの真の価値は、「データ利活用」にあると考えています。日々蓄積される学びの記録は、学習の質を高めるだけではなく、寂しい思いや困り感を抱いている子供がいないかを客観的に察知するなど、生徒指導の側面でも力を発揮すると思います。先生方の知見とデータの両面から子供たちを深く見取り、最適なサポートを行う一助になると考えています。
埼玉県和光市について
和光市は、埼玉県南部に位置し、交通アクセスの良さや豊かな住環境を背景に、若い世代が多く集まる自治体として、県内ランキングの上位に位置づけられています。 教育面においては、市独自の教員配置により、一人ひとりの成長に目を向けたきめ細かな教育体制を構築。教育現場の声を重視しながら、中長期を見据え、ICTを効果的に取り入れた質の高い学びの環境整備を推進しています。