当社のエンジニアである出田康一郎が、2025年6月17日(火)に『日本人のための台湾学入門』(平凡社)を出版します。
出田は台湾在住のエンジニアであり、人文学の研究者として康 凱爾(こう・かいじ)の名でも活動しています。 本書では日本人研究者の視点で、文化史的な観点から「台湾らしさ」の本質に迫り、日台関係を共通の記憶で結ばれた「家族」という新たな関係性として捉え直すことで、これまで見過ごされてきた多層的な台湾の姿を描き出しています。
当社のミッションは『「学び」を革新し、誰もが自由に生きる世界を創る』ことです。 この『学び』とは、決して学校の教科だけに留まるものではなく、出田が自身の深い知的好奇心にもとづき、台湾という一つの文化を徹底的に探求し、専門知識として体系化したこと。これこそが、私たちが最も尊重する『学び』の姿と考えています。
また、『個の力をみんなで高め合う「学びの場」を創る』というビジョンの実現においても、今回の取り組みは象徴的な意味を持ちます。 出田が示す、エンジニアという職業の枠を超えて主体的に学び続け、既存の台湾論を根本から問い直し、新たな価値観を世に問おうとする姿勢は、コードタクトという組織に新たな視点と多様性をもたらしてくれる貴重な財産です。これまで顧みられることのなかった、台湾の文化史という独自の視点から「台湾らしさ」を再定義しようとする出田の革新的な思考が社内外に共有されることで、私たち自身も固定観念にとらわれない自由な発想を得て、互いに刺激を受けながら成長していくことができると確信しています。
コードタクトという会社そのものが、社員にとって最高の『学びの場』でありたい。出田の活動を応援する背景には、そうした私たちの強い願いが込められています。 社員一人ひとりが、仕事の枠に収まらず、自らの情熱に従って自由に知を深め、発信していくこと。そのような生き方を応援することが、ミッション・ビジョンの実現に繋がると考えています。
書籍概要
書名 :『日本人のための台湾学入門』
著者 :康 凱爾
出版社 :平凡社
発売日 :2025年6月17日(火)