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2015年11月26日

学校向け授業支援システム「スクールタクト」の公立 小・中学校への独占販売を開始~1 年間の無料モニターも同時募集~

株式会社コードタクトは授業支援アプリ「スクールタクト」について、ソフトバンク コマース&サービス株式会社と公立の小中学校における独占販売契約を締結致しました。

スクールタクトはタブレット、PCなど機種を問わず利用できる授業支援システムで、2014年度から実施されている総務省の「先導的教育システム実証事業」のコンテンツに採用されております。実証事業で提供されている16のコンテンツの中で常に活用率上位を占めるなど、学校現場での有用性が認められたため、この度、ソフトバンク コマース&サービスとともに、本格的に市場へ展開することと致しました。

スクールタクトは、コードタクトの代表である後藤が大手予備校講師、高校講師を務めていた際、一斉授業を行なう中で感じた以下のような課題について、ICTの活用により解決できるのではないかと考えたことをきっかけに開発されたサービスです。

  • 日本の学校授業では20〜40人学級が一般的である一方、先生が気を配れる生徒の数には限界があり、生徒一人一人の考え方を把握することが困難である
  • インターネットによる検索技術の進歩に伴い、教育の価値が「知識から知恵」にシフトする中で、教育現場において知恵を習得するためのノウハウが不足している 政府は「2020年までに1人1台」の目標を掲げていますが、先生と生徒が1人1台のデバイスを持ち、ネットワークを介して繋がることにより、先生が生徒の様子をより把握し易くなることや、生徒同士で学び合うことで生きた知識を習得できるといったメリットがあり、上記の課題を解決することが期待できます。

今後の教育ICTには、これらのメリットの実現が求められることに加え、「先生が使い易いこと」も非常に重要です。教育ICTの活用により先生の授業スタイルの変更が余儀なくされるようでは、先生の手間が増えることに繋がり、本末転倒だからです。

これまでに述べた課題や懸念点を踏まえて開発されたスクールタクトには、以下のような特徴があります。

(1)紙の教材をタブレットのカメラで取り込み、配布することができ、配布した課題については、タブレット画面でリアルタイムに生徒の解答状況を把握できるため、「これまでの先生の授業スタイルを変えること無く」ICT・タブレット授業を導入できます。

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(2)生徒同士でお互いのノートを見合ったり、同じノートで一緒に作業することができるので、「生徒同士の学び合い」を促進します。

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(3)Webブラウザさえあれば利用できるのでインストールの手間もなく、PC・タブレット・スマートフォンなど機種を問わず活用できます。先生生徒全員が同じ機種を揃えなければ使えないということがないため、先生生徒が「個人で保有しているスマートフォンやタブレット」でも活用できます。

このため、先生が自宅のパソコンで教材を準備し、翌日学校にあるタブレットで授業を行なうといったことも容易にできます。ブラウザだけで協同学習・アクティブラーニングを導入できるスクールタクトは、「先生が教えやすく、生徒が楽しく学べる」環境づくりをお手伝いします。

この度の本格的な市場展開に合わせて、多様な活用方法を模索していただくとともに、更なる機能改善を目的として、スクールタクトを1年間無償でお使いいただき、活用した感想や製品改善をフィードバックいただける学校を募集致します。

詳細に関しては、以下のリンク先に公募の概要がございますので、ご参照下さい。
https://sbb.smktg.jp/public/seminar/view/527

今回の発表にあたり、古河市教育委員会 平井聡一郎様、慶応義塾大学特別招聘教授 夏野剛様よりエンドースをいただいています。

古河市教育委員会 平井聡一郎様

この1年ほどで各社から多種多様な授業支援システムがリリースされてきましたが、その中でもスクールタクトは特色をもったシステムとして存在感をもっています。それは、授業支援システムに、授業分析の視点を持ち込んだことによります。
多くの授業支援システムは、ある意味学習支援システムとも言え、学習者が、自分の考えを表現する、まとめる、伝える、比べるという機能を搭載してます。もちろんスクールタクトにも、学習状況をリアルタイムに把握できたり、学習者同士がコミュニケーションできたりと、学習活動を支援する機能が充実していますが、それらを上回る機能として、授業者にとっての授業分析のツールを持つという点が挙げられます。教育研究の中では、様々な手法で授業分析をすることがありますが、機材と手間を有するため、日常的にされることは稀でしょう。
その点、スクールタクトはクリッカー機能と発言マップ機能で、ノート以外の活動のログを取れることにその価値があると思います。特別な機器や手間をかけずに、授業中の学習者の意識変化、行動を記録することで、授業者の指導の意図が、学習者の活動に反映されたかが容易に把握できます。これは、授業者へのフィードバック情報であり、今後の授業改善につながると考えます。授業研究に取り組み始めた若い先生から、ベテランの先生まで、スクールタクトで一度自分の授業を振り返ることで、さらに素晴らしい授業づくりにつながるのではないかと考えます。

慶応義塾大学特別招聘教授 夏野剛様

現在、いわゆるeラーニング、さらにはタブレットPCを使った学びについて国民的関心が強くなってきていますが、具体的で説得力のあるソリューションは意外にも少ないのです 。
schoolTakt は、教育者であるコードタクト代表取締役の後藤氏自らの信念と教育経験を元に、これからの教育のあり方を実現しようとする試みであり、非常に具体的かつ大きな社会的意義をもつ教育システムであると思います。

【コードタクトについて】

株式会社コードタクトは、公教育向けの教務・校務支援システム「スクールタクト(schoolTakt)」を始めとして、教育×IT(EdTech)の切り口から「先生が教えやすく、生徒が楽しく学べる」環境の実現を目指し、多岐に渡る教育関連のシステム開発・販売・運用を行っています。

サービスの詳細については、http://schooltakt.com をご覧下さい。

【コードタクト 代表取締役社長 後藤正樹について】

東京大学大学院総合文化研究科、洗足学園大学指揮研究所を卒業。大手予備校にて物理科講師、高校にて数学講師、教育系企業でのコンサルティング、CTO職などを経て、現在は、株式会社コードタクト代表取締役、総務省プロジェクトマネージャー、株式会社ZUU CTOなどを務める。

慶應義塾大学特任招聘教授である夏野剛氏のもと、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「未踏IT人材発掘・育成事業」においてスーパークリエータに認定。第8回日本e-Learning大賞 奨励賞受賞。日本デジタル教科書学会委員。

教育・IT分野での活動の傍ら指揮活動も行っており、2012年9月より、琉球フィルハーモニック・チェンバーオーケストラ 副指揮者、2013年8月より那覇ジュニアオーケストラ常任指揮者に就任。2013年9月、エルミタージュ美術館オーケストラ(ロシア/サンクトペテルブルク)を指揮、2014年3月、日本最大級のゲーム音楽フェスティバル「沖縄ゲームタクト」の指揮/総合ディレクターを務める。

【ソフトバンク コマース&サービスについて】

ソフトバンク コマース&サービスは、ソフトバンクの創業事業である個人および法人向けIT関連商品の流通事業をはじめ、グループの通信事業などとのシナジーを生かした、モバイルアクセサリー「SoftBank SELECTION」の製造販売、法人向けにモバイルや固定回線などの通信インフラとIT商材を組み合わせたICTソリューションの提供、多様なモバイルデバイスで利用できるWebサービス、購買支援事業など、ICT関連の商品やサービスを幅広く提供しています。

詳細については、http://cas.softbank.jp をご覧ください。

 

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